私はかつていわゆるブラック企業に勤務していたことがあります。但し勤務当時の時代背景としてブラック企業という概念も言葉も存在していませんでした。なので当時はそういった感覚もなくきつい体育会系の会社だなーという認識でしかなかったのです
ねっとが当たり前になりあらゆる情報が共有されるようになって今更、そうか!ブラックだったのか!なんて事を感じるレベルなのです。そこがそもそもの感覚の話として捉えていただければ幸いです
フルコミッションの営業の会社自分を試したい!鍛えたいとう目的で入社しましたが、想像を遥かに超える凄まじい集団でした。結果的に1年で退職することになりましたが、それは健康を著しく概してしまった事が原因です。流石に視力を失ったり内臓がボロボロになって後遺症がでるレベルの話なので続けようがありません。但し悪いことばかりでもなくここで得られたことは今でも通用している事がそれなりにあります
まずは折れない強靭なメンタル。元々負けず嫌いでしたがこれに加えて諦めないという強烈なメンタルが身につきました。最後までやりきるメンタル、罵詈雑言に耐えるメンタル、まぁ様々身につきました。この会社で耐えられた人間は完全に仕上がっているので経営者になっても成功するケースが異様に高いという事実があります
とはいえ97%の人間は速攻で退職する会社なのでとてもおすすめはできませんが
壁に向かって8時間ロープレ、壁に向かって社歌の絶叫、社訓の絶叫、街中での円陣、全てが常軌を逸していますがこれたの経験で恐ろしいまでの営業トークを叩き込まれそれはそれで今でも生きております。よく言われますが「どこからそんなに言葉がでてくるんですか?」という質問を多々受けますが、多くの内容はこの当時に身につけたものですから一朝一夕で身につくものではないことは確かです
これからの若い方々はすぐにブラックだ!ここはダメだ!という風潮があるようですが、自分の体験から考えているわけではありませんが、まぁこんなもおんでしょうという内容が多いと感じています。その程度でブラックだ!なんて言っていたら恐らく我が国の会社は97%ブラックになってしまいます
給与よりワークライフバランス、自分自身の時間や休暇が重視される傾向ですがそれはそれで否定するものではありません。ただ大切なことは働くという事はそもそも何の為に?という事を今一度考えて欲しいです。生活する為に働くという考えではとても幸せにはなれません。人生とは生活ではないのです
人は学べば学ぶほど無知である事を知り、無知である事をしれば知るほど学びたくなる。そんな生き物だと私は思っています。何故ならば私自身もそうだからです
自分自身の成長こそが働くことの根源であると私は思っています。かつでブラック企業で確かに大変な目に遭いましたが今では感謝している自分がいます。何故ならばこうして成長できて起業できて経営できているからです
他人と過去は変えられませんが、過去の現象の解釈は変えられます。全ての出来事に感謝しポジ的ブナ毎日をあゆみたいものです
先崎雅和