営業において最も必須なスキルとは?

皆さんは営業スキルと聞いて真っ先に何を思い浮かべますか?これはいつも申し上げている通り現場の話なので正解というものはありません。学校の勉強では正解らしきものが決められていますが、営業やコミュニケーションにおいては正解というものは存在せず、正解らしきものがあるだけです

何故ならば現場は常に変化していますし是後の流れで内容も全く異なるからです。一部のスクリプトだけを切り取って成功とか失敗という話では片付けられないのです

これは前から申し上げておりますが営業における最も必須なスキルとう事で私自身が個人として考えている事は「断られても折れない心」です。なんだそんなことかと思われるかもしれませんが、実際の現場ではとても大切なスキルです

何故かというと営業という職業を考えた場合100%の成功率とか100%の打率はほとんど望めないからです。これはマーケットの法則のお話でもしておりますが、100人にアタックした場合3割近くはほぼ確実に取りこぼされるからです。これは自然界の法則なので仕方がないのです

であるとすれば、3割に断られていちいち心が折れていては身が持ちません。その為に断られても気にしないというスキルは必須と言えます。一度断られただけでめちゃくちゃ凹む人もいますが、その方は考え方を根本的に見直す必要があります

人は誰でも断られる事は嫌ですが、営業においては解釈を磨くことにより断られても気にならなくする事は可能です。それは解釈力を磨くというスキルを身につけることになるのですが、断られる場合の解釈の一例としては、もし自分がファミレスの店員だったとしてお客様にコーヒーのおかわりをお勧めしたとします。そのお客様には断られてしまうのですがここで「あー、コーヒーのおかわりを断られた」と凹む人は少ないと思います。たまたまおかわりが要らなかった、飲み物はもう要らなかったという解釈は簡単にできると思います

このコーヒーのおかわりを断られたというレベルの断りに置き換えることによってダメージは殆どなくなる気がしませんか?このようにちょっと発想というか解釈を変えるだけで断られることによる恐怖心が相当減ると思います。そして最も大切な事は断られても仕方がないと事前に決めておく事です

完璧に決まる、絶対に決まるというものは世の中で残念ながら殆ど存在しないと思います。タイミング、相手の都合、運といった不確定なものにより決まることも決まらないこともあるのです。この原理原則をしっかりと事前に理解し、そして自分自身の附に落とす事がとても重要な営業スキルなのです

もし営業をこれから始められる方がいらっしゃいましたらこの事を頭の片隅にでも常に入れておいていただければ幸いです

先崎雅和