他人は自分に興味関心はほとんど無い

講演会などでもよくお話しするのですが、実は他人は自分にそれほど関心はありません。全く無いとは言いませんがほとんど無いと言って差し支えないでしょう

この原理原則を理解する事で実は生き方が非常に楽になるばかりか、大人が後天的に身に付けてしまったスキルの一つである「緊張する」「恥ずかしい」というスキルを減らすことができます

何故恥ずかしいとか緊張するという事がスキルなのか?よく考えてみてください、赤ちゃんが緊張したり恥ずかしいなんて感情を持っているでしょうか?赤ちゃんは何も知らない、まだ把握していないばかりに恥ずかしいからと言って外で泣いたり、ミルクを欲しがることを諦めるでしょうか?

そんな事はありませんよね!自分の要求が通るまで泣き止みませんし、人見知りはしても緊張はしていません。それがいつしか年を重ねることによって人と違うことに恐怖や違和感を持ち恥ずかしいとか緊張するという現象に繋がるのです

緊張や恥ずかしいという感情の根本は何か?それは一言で言えば「自意識過剰」です

ですので人は自分に注目している、周りから見られているという自らの思い込みによって勘違いしているだけなのです。他人は自分に興味はありません。その証拠に卒業9アルバムなどを見る際に真っ先にどこを見るでしょうか?ほとんどの人は自分のクラスで自分の写っている写真を見るでしょう

あの子が好きだから!という理由で他人を真っ先に蜜人はかなりレアケースと言えます。言い換えればその程度の興味しかないということになります。まず自分を見てそのあとで他人を見てというプロセスが通常でしょう

人は他人に合わせる為に3分の2の力を使っているというデータがあります。特に日本人は周りから浮くことを嫌うので自分だけ色の違う服を着る、自分だけ違うものを持つということに異常に執着しがちです

周りからどう思われるか?という事に真っ先に意識が行ってしまい自分がどうしたいのか?という最も大切な視点が欠けているのです。これこそ3分の2のエネルギーを同調させる事に消費しているという根拠です

みんな持っているから、みんなやっているからはタダの同調圧力であり別に合わせる必要性がないものは自己主張して構わないでしょう。もちろん根本に法律などの最低限守るべき事と自己責任を自覚した上での事は言うまでもありませんが

今日からでも自分自身を持ち自分のやりたいこと、したいこと、考えていることを思い切って行動に表してみませんか?意外と人からは何も言われないものです。そんな私自身も自分の考えを大切にし自分のやりたいことをしっかりやらせて頂いております

先崎雅和