自信の源
「私は自信がないです」
「私には無理です」
という言葉をよく耳にすることがあります。
そして実際にその方の行動や発言を見聞きしてみると、意外と自信有り気な行動や発言をしていたりと、そんなことが少なく無いように感じます。
しかし、その方へ何かの役割などをお願いしようとすると、
「私にはやれる自信がありません。」
という返答でせっかくの役割を頂くチャンスから逃れてしまう。
こういう方、周りにいないでしょうか?
他人からの頼まれごとやオファーを即決で断る。
ある意味決断力ありますが(笑)
では、なぜそうなるのでしょうか?
諸所の理由や要因はあると思いますが、
・承認欲求が外にばかり向いているため自分の行動や発言に対し、他者からの承認(褒め言葉)が
無いと満たされることがなく自信が持てない。
・頼まれごとやオファーを断ってばかりでも他者がやってくれたので生きて来れた!
という変な自信を持っている。
1つ目については誰でも持っています。
ただ、承認欲求を外に向けてばかりでは一生満たされることはありません。
自分に自信がある人は他者からではなく自分で自分を褒める、承認する術(習慣)を身に付けています。
二つ目については、その方を取り巻く環境が強く影響しています。
ずっと断って生きて来れたので、そのクセが身に付いてしまっているため、なかなかクセを直すのは根気が要りますが、それをしないで生きて行ける程世の中甘くないですね。
素直に『はい!』と言っていた子供の頃をお手本にしたいですね。
こうして考えると、結局は自己依存なのか他者依存なのかによって自信の持ち方が変わるということなんですね。
自分で決めたことを実行した時にはしっかりと自分を褒める。それは事の大小に関わらず、むしろ足元のゴミを拾う、テーブルの汚れを拭く等の小さなことでもしっかりと自分を褒める。
最初から他者を頼るのではなく、自分で出来る可能性があることは自分でやってみる。例え出来なかったとしたら、その時は他者の力を借りることも必要ですが、その時に大切なことがあくまで自己責任でやるということです。
このように自己責任、自己依存で行動ししっかりと気持ち良く自分を褒めることで、自信を持つ習慣が身に付くのでは無いでしょうか。
頼れる環境で暮らし続けられるのであれば、あまり自信が無くても他者からの頼まれごとやオファーを断り続けても生きて行けるのでしょうが世の中はそう甘くは無いです。そして待ち構えているのは寂しい人生では無いでしょうか?
積極的に人と関わり、気持ち良く役割を頂ける人でありたいですね。